↑ フラワーケーキ作りの様子(「こころのリハビリ講座」2024年3月30日実施の資料より)
当ルームで実践している「作業療法」は、心理カウンセラーが来談者様の作品と表現過程を通して象徴的な表現を読み取ろうとし、来談者様から解釈を引き出す発展的な心理療法の一つです。
芸術の創作活動自体を癒し(いやし)として扱うこともできるし、心理カウンセラーと来談者様との間の心理療法的なプロセスとしても位置づけています。
①人は、モノを見る時に自分の見たいように見るクセがあります。時には見たくないようにも見えてしまう、ということもありますが…。当ルームではこういった「こころの働き」を一緒に感じ取りながら進めていきます。答えは心理カウンセラーではなくあなた自身が持っています。
②私たちは、気づかないうちに気持ちを押さえつけていることがあります。何かを作り出すことで、抑圧された思いを表出する機会になったり、気づきのきっかけになったりすることがあります。
また、気持ちを言葉にすることが難しい場合もありますよね。言葉にできない思いを、モノ作りの作業を通して安心してぼんやりと見つめられる時間と場所を提供しています。
*作業療法は、精神科デイサービスなどで導入されている一般的な方法ですが、健康な方のマインドフルネスやリフレッシュにも効果があります。